高校入学直後の

2008年3月12日

前回は高校入学直後に起こった出来事のさわりまででした。
今回はその後の状況を思い出せる範囲で。

父親が救急車で運ばれてから、しばらく学校は休みました。
集中治療室にいますので、いつ死んでもおかしくない状態だったからでしょう。
あまりにも突然の出来事に対応できず、何か他人事のような感じを受けていましたが、
時間が経つと、少しずつ冷静になるもので、
「お父さんが死んだらどうなるのだろう」とか
「寝たきりになるんだろうか」とか
色々と考え始めるようになりました。
考えたところで、まだまだ高校に入学したてのひよっこです。良い考えが浮かぶはずも無く。

1日たっても、2日たっても、容態に変化はありません。
何の反応もありません。

この時初めて、と言うか人生で唯一でしょうか。
神様や仏様に真剣にお願いしたのは。
毎晩「何とか助けてください!」と人のいないところでお願いしていました。

しかしながら、そんな願いもかなうことなく、搬送されてから1週間で父親は息を引き取りました。
この時からですね、「この世に神も仏もあるか!アホ!」と思い出したのは。
(でも、最近ようやくいるような気がしてきました)

こうなると、入院した時以上に状況が理解できず、頭は更に真っ白。
その瞬間はもちろん、お葬式や、火葬場、納骨でも涙すら出ませんでした。
悲しいはずなのにね。
父親の事を思って涙が出たのは、1年後ぐらいだったと記憶しています。

バタバタとした日々が過ぎると、否応なしに現実に引き戻されます。
結構厳しいんですよね、これが。
続きは次回!

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1971年、奈良県橿原市生まれ。京都でWebを中心としたプロデュースなどを行うオフィスピコッツの代表。これまで多種多様なWEBサイトの制作や運営、プロデュースに携わり、複数のWEB系のコンテストなどでの受賞暦も持つ。 現在、WEBサイトの作成や運営などはもちろん、新規事業立ち上げのサポートや各種プロジェクトのアドバイザー、大学校や高校の講師、PTA会長、CEOなど、活動の範囲を広げている。