高校での授業もコンサルティングに通じる部分があると思う。

2017年2月16日

高校教師

私がここ数年、高校で授業をしていたことをご存知の方々もいらっしゃると思います。

先日このサイトで初告白しましたが、実は今年度も高校教師してました。
あれだけ「やめるやめる」と言っていたのに。(笑)

ですが、今度こそ本当に卒業です。
先ほど本年度最後の授業を終えました。
あとは、学年末テストと成績処理を残すのみです。

思い起こせば、数年前、今の学校とは違う大学校での授業を受け持って欲しいという依頼をいただきました。
通年授業の場合、時間割という拘束される時間が発生します。
また、報酬も本来の業務と比較すると低く(それでも一般的には高いですが)なってしまいます。
正直、悩みました。
ですが、そのご依頼はお世話になった方からのお話でしたので、お受けすることにしました。

その後、大学校での恩返しは終了、本業にまい進できると思っていた時、現在の高校から授業を受け持って欲しいというご依頼をいただきました。
また、悩みました。
ですが、ご想像の通り、お世話になった方からのお話でしたので、お受けすることになり、本日に至ります。

元々教師になりたくて教育大学に入って、教員免許も取ったわけですので、授業をする機会を与えてくださった両校の関係者の方々には感謝しています。

さて、前置きがかなり長くなってしまいましたが、この「授業」というもの。
個人的にはコンサルティングに通じる部分があると思います。

私の考えの基本は「幸せになってもらうこと」です。
授業でもコンサルティングでも、根っこは同じ。
時には授業そっちのけで、熱く語ったり、話を聞いたりすることも。
高校生や中学生などの場合、思春期真っただ中ですので、時には大人相手のコンサルティングより厄介なこともありますが、そこは慣れたものと言いますか、塾講師や家庭教師の経験、これまでの人生経験などをフルに活用し、ほとんどの場合は時間の長短はありますが、何とかできます。
よく例に出すのが、「生きてても何も面白くない」と言っていた無気力な男の子。
今では学校の先生として、立派に頑張っています。

そう考えると、逆に頭が凝り固まった大人の方が難しいかもしれませんね。

それともう一つ、授業の初めに必ず伝えることは、「鵜呑みにしない」ということ。
これは、先日も投稿しましたが、コンサルティングの際も同様です。
先生もコンサルタントも、しょせん人間。
間違っていることもあれば、ミスもするのが当然です。
ただ、その間違いを素直に認め、すぐに誠意をもって対処するのが、良い先生だったり、良いコンサルタントになるための、最低条件ではないかとも思っています。

なんとなく、話が「良い人」論のようになってしまいましたが、「授業もコンサルティングに通じる部分があると思う。」というお話でした。

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1971年、奈良県橿原市生まれ。京都でWebを中心としたプロデュースなどを行うオフィスピコッツの代表。これまで多種多様なWEBサイトの制作や運営、プロデュースに携わり、複数のWEB系のコンテストなどでの受賞暦も持つ。 現在、WEBサイトの作成や運営などはもちろん、新規事業立ち上げのサポートや各種プロジェクトのアドバイザー、大学校や高校の講師、PTA会長、CEOなど、活動の範囲を広げている。