起業についてのご相談

2017年2月13日

起業についてのご相談

ちょこちょこと同じようなご質問を受けましたので、よくあるご相談内容を少しずつご紹介しようと思います。

ただし、守秘義務や個人情報保護などの関係上、具体名や特定できそうな情報は出せませんので、ご了承ください。

また、個々状況等異なりますので、必ずしもご紹介するパターンや内容が当てはまるとは限りません。
「言う通りにしたのに失敗した!」という類のクレームはしないでくださいね。(笑)

さて、今回は「起業したい」というご相談についての一例を。
つい先日も書籍の執筆依頼を受けたジャンルです。(この件については、後日投稿のネタにしますね。)

さて、起業に関連するご相談はとても多いのですが、その中でも一番多いのが「WEB制作で起業しようと思うんですが・・・」というご相談。
今回はそんな中からとある会社員の男性、コネなしで起業しようとしている方の場合。

こういう場合のご相談の際に必ずお話しするのが「生存率」「看板」について。

国税庁や中小企業庁やその他から発表されている企業生存率。
数字自体は正確ではないような気がしますが、10年存続するのが数%あるかないかという例の統計です。
ただ、実感として、同時期に起業・創業した人達の多くは、廃業していたり、どこかに就職したり、吸収されていたり、音信不通になったりしていますので、半分以上はいなくなっている感じでしょうか。

WEB制作での起業は、資格も免許も不要です。
「はい!今日からWEB制作業者始めました!」と手をあげれば、スタートできます。
簡単に想像できることですが、それだけに競争は厳しいです。

起業されようと考えている方々は、多くの場合、この事実をご存知ですが、一応、実体験や実際にに見たり聞いたりしたケース(恐ろしい話も含めて)をお話しさせていただいています。

次にするのが、だいたい「看板」のお話。

こちらも皆さんご存じの通り、所属している組織が大きければ大きいほど、看板のパワーは馬鹿にできません。

組織(会社)を辞め、看板が外れた際の反動も想像以上だと感じられる方々が多いです。
中には看板の力がなくなってもガンガン行ける人もいますが、どちらかと言えば少数派だと思います。
特に、看板の力を自分の力だと勘違いして、独立しちゃうと悲惨です。
あなたの周りにもいませんか?大きな組織の勘違いさん。
先日もそんな勘違いさんの恐ろしい話を聞いたのですが、ここではさすがにお話しできませんので、気になる方は、私と直接会った際にお聞きください。

ただ、組織の看板はうまく活用することもできます。
「元〇〇〇〇」というやつですね。
この効果については、ある程度限定的になることが多いかと思いますが、掴みの段階では一定の効果は期待できます。
すぐに化けの皮が剥がれることもありますが。

以上、今回は、とある会社員の男性、コネなしで起業しようとしている方の場合に、まずお話しする「生存率」と「看板」についてのさわりでした。

The following two tabs change content below.
1971年、奈良県橿原市生まれ。京都でWebを中心としたプロデュースなどを行うオフィスピコッツの代表。これまで多種多様なWEBサイトの制作や運営、プロデュースに携わり、複数のWEB系のコンテストなどでの受賞暦も持つ。 現在、WEBサイトの作成や運営などはもちろん、新規事業立ち上げのサポートや各種プロジェクトのアドバイザー、大学校や高校の講師、PTA会長、CEOなど、活動の範囲を広げている。